【乗車記】TWILIGHT EXPRESS 瑞風 2泊3日山陽・山陰周遊コース≪2日目≫

TWILIGHT EXPRESS 瑞風 2泊3日山陽・山陰周遊コース2日目です。

朝は6:30にお部屋をノックされ、朝食がスタートします。

2日目の朝ご飯はお部屋食で昨日ディナー同様「ハジメ」米田肇氏監修の洋朝食でした。

このメニューのほかにパンも3種類ついてきて朝から大満足のでした。

朝食を早々に済ませ、時間が余ったので展望台へ。

昨日バタバタして行けなかったので、早朝の誰もいなさそうな時間を狙ってきました。

皆さん朝食を堪能されているようで、30分ほど座ってコーヒーなどを飲みましたが誰も来られませんでした。

もちろん展望台でもスタッフがお酒やスナック、ソフトドリンクなど持って来てくださり、風景を見ながら飲み物を堪能できます。

 宍道駅到着

ここからは瑞風バスに乗って観光場所に移動します。

1時間ほどバスに揺られ、目的地に向かいます。

やはりなれない場所と電車の揺れや音で昨日はなかなか寝れないこともあり、バスの中では爆睡してしまいました。

そして目的地到着し外に出てみるとたくさん雪が積もっていてとても驚きました。

最寄り駅では全く雪が積もっていなかったので、場所によってこんなに気温が違うのかと思いました。

 菅谷たたら内山見学

菅谷たたら内山とは

島根県雲南市にある「菅谷たたら山内」『もののけ姫』に登場する「たたら場」のモデルにもなった場所です。

山内(さんない)とは、日本古来の製鉄法であるたたら製鉄に従事していた人達が日々働き、生活していた地区の総称です。
高殿、元小屋、長屋などが残っており、当時の風景を今に伝えています。
たたら製鉄が行われていたのが「高殿」で、日本で唯一当時そのままの姿が残っています。
映画『もののけ姫』に登場するたたら場は、ここがモデルといわれています。
高殿の横に立つ桂の巨木は、たたらの神様「金屋子神」が降り立ったご神木とされ、春の芽吹きの時期に3日間、まるで紅葉したかのように真っ赤に染まります。
菅谷高殿内では、大正10年(1921)まで操業が続けられ、昭和42年に国の重要有形民俗文化財に指定されました。
また山内生活伝承館では、当時の生活に使われていた様々な道具や民具などの資料を展示しています。

1時間ほど見学してから次の見学場所に移動しました。

30分ほどバスに揺られ次の目的地へ

 田部邸・土蔵群見学

田部邸・土蔵群とは?

田部家は室町時代に製鉄業を始め、江戸時代には松江藩九鉄師の筆頭鉄師を務めていました。
最盛期には、全国需要の7 割にもおよぶ鉄を生産していたといわれています。
その繁栄の一端をいまに伝えているのが、雲南市吉田町にある土蔵群。


18 棟もの白壁土蔵が整然と建ち並ぶ風景は圧巻。
「文政蔵」「宝永蔵」と時代ごとの名前が付けられたものもあり、日本屈指の山林王として名を馳せた田部家の歴史を静かに語りかけてきます。

中は写真撮影NGでした。

そして2日目昼食へ…

 2日目ランチ

ランチ会場の島根県雲南市「食の杜 室山農園」へバスで移動します。

こちらでは、地元のお母さんたちが振る舞う田舎料理を食べることができます。

 「室山農園」のシンボルは、築150年近い茅葺き屋根の古民家です。

ダムの建設により失われるはずだった農家を1997年に移築。

後に葺き替えなどが行われ、美しくよみがえりました。

再生の背景にあるのは、2004年の雲南市の誕生です。6つの町村が合併したことを受けて結成された地域自主組織「日登の郷」が、「室山農園」とタッグを組んで、古民家の活用法を検討。

2009年に田舎料理レストラン「かやぶき」をスタートさせました。

ランチでは実際にお料理を作ってくださった、お母さま達のお話を聞きながら食事をすることができました。

隣にはワイナリーもあり、ワインも飲み放題でした。

色んな種類の小鉢が少しづつあるので、お酒と楽しむことができました。

そして1時間ほど昼食を楽しみ再びバスで移動。

 伝統芸能「出雲神楽」鑑賞

こちらもとても趣のある神楽の宿です。

『神楽の宿』は須我神社のすぐ傍にある、座敷でおこなう神楽を保存・再現するために造られた茅葺屋根の建物です。

「神楽の宿」は出雲神楽をはじめ、地域文化創造のための広場として利用されています。

 神楽鑑賞

はるか昔の神話の時代、太陽の神・アマテラスが天岩戸へこもってしまったために、世の中が暗闇となり、多くの災いが起こりました。

皆が困ったとき、アメノウズメが岩戸の前で面白おかしく踊って、アマテラスを外へ連れ出すことに成功し、世界は再び明るくなったといわれています。


—神さまを楽しませるために舞う—
これが、神楽の起源といわれています。

30分ほど御神楽を鑑賞し、周辺散策。

隣にあった「須我神社」にも参拝させていただきました。

須我神社とは?

出雲神話のひとつとして有名な「八岐大蛇伝説」。
須佐之男命は大蛇を退治した後、稲田姫と結ばれはじめて宮作りをしました。
これが「日本初之宮」とされている須我神社です。
須佐之男命、稲田姫の夫婦とその御子神が主祭神として祀られており、夫婦円満、児授かり、出産の守護と除災、招福の守護が授かると言われています。

 明々庵見学

明々庵とは?


明々庵は茶人として知られる松江藩七代藩主松平不昧公の好みによって、松江市殿町の有澤(ありさわ)家本邸に建てられ、不昧公もしばしば臨まれた席である。

一時は東京の松平伯邸に移されていたが、その後松平家から郷国出雲に帰され、昭和3年菅田庵(かんでんあん)のある有澤山荘の向月亭(こうげつてい)に隣接した萩の台に建てられていた。

大戦後、管理が行き届かず、荒廃していたのを、昭和41年、不昧公150年祭を機に現在の赤山の大地に移された。

茅葺の厚い入母屋に不昧公筆の「明々庵」の額を掲げ、茶室の床の間は、五枚半の杉柾の小巾板をそぎ合わせた奥行きの浅い床で、また二畳台目の席は中柱もなく炉も向切りといった軽快なものとなっており、定石に頓着しない不昧公の好みの一端を伺うことができる。

一通り見学を済ませ、松江駅へ移動します。

 

 松江駅出発

17:16松江駅を出発ディナーが18時からなので、それまでバータイムです。

2日目のディナーは伝統的な京料理に独創的な調理法を組み合わせるなど。新しい料理スタイルにも挑戦する「菊乃井」の村田吉弘氏監修の日本料理。

こちらで2日目終了です

夜は「瑞風」停車するとのことなので、外に出てお写真撮らせていただきました。

夜の「瑞風」もモダンな雰囲気あいまってとても素敵でした。